スポーツ科学とICTの融合により“eスポーツ科学“を推進する産学官連携協定の締結について
- 国立大学法人 筑波大学※1、茨城県※2、株式会社NTTe-Sports※3、東日本電信電話株式会社 茨城支店※4 、は、スポーツ科学とICTの融合による eスポーツ※5の健全な発展と普及に資する研究開発や実証実験を行うことを目的に産学官の連携協定を締結しました。
- 具体的には、筑波大学が持つスポーツ科学の知見を基に、「eスポーツのプレーや観戦がフィジカルスポーツのように人間の心身に有益な効果をもたらすか」や「eスポーツのプレイヤーのパフォーマンスを高めるスポーツ栄養・休養戦略」などの研究を行います。
- eスポーツ科学を通じ、eスポーツを「する」「みる」「ささえる」すべての人々に役立つ確かなエビデンスを構築し、それに基づく新たなサービスやプレースタイルを開発・普及することで、魅力的なサービス開発及び健全なeスポーツ文化の創造を目指します。
※2 茨城県水戸市、県知事:大井川和彦、以下、茨城県
※3 東京都新宿区、代表取締役社長 中村浩、以下、NTTe-Sports
※4 茨城県水戸市、支店長 長野公秀、以下、NTT東日本
※5 eスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)とは、複数のプレイヤーで対戦されるビデオゲームを、スポーツ・競技として捉える際の名称
1.本取り組みの背景と目的
そのため、日本最古のスポーツ科学拠点であり、スポーツの健全な発展とその価値の最大化をめざす筑波大学、2019年の「いきいき茨城ゆめ国体」における文化プログラムにて史上初のeスポーツ大会を開催し、現在も積極的にeスポーツの普及・振興を推進する茨城県、地域活性化や施設・教育事業等を推進するNTTe-Sports、地域密着でICTを活用したデジタル化を推進するNTT東日本は、4者の強みを結集し、スポーツ科学とICTの融合によりeスポーツの健全な発展と普及をめざす研究開発や実証実験等を行うことを目的に、連携協定を締結しました。
2.取組みの概要

すでにフィジカルスポーツにおいて研究が進んでいる、脳科学、生理学、栄養学、睡眠学、哲学などの研究分野の手法を駆使し、eスポーツに対して以下のテーマに取り組みます。
なお、本プロジェクトを推進するために筑波大学スポーツイノベーション開発研究センター(SIRC)において、eスポーツの価値をスポーツ科学で探求する“eスポーツ科学”プロジェクトチームを設置いたしました。
- eスポーツはフィジカルスポーツが心身にもたらす有益な効果をどこまで再現できるか?
- eスポーツとフィジカルスポーツは互いに好影響を及ぼすか?
- eスポーツのハイパフォーマンスを引き出す栄養・休養戦略は何か?
- eスポーツのプレーや観戦は一体感やチームワーク醸成、コミュニティ促進に有効か?
- eスポーツの普及を促進するイメージ、ブランド戦略とは?
3.各機関の役割

4.ビジョン(本プロジェクトが目指す未来)
- eスポーツを活用したインクルーシブで活力ある健康長寿社会を実現
- eスポ―ツプレイヤーのパフォーマンス向上と健康・競技寿命増進を両立
- eスポーツによる茨城県の振興と日本全国への発信・普及
- 上記の研究開発の成果を通じ、eスポーツとフィジカルスポーツのWin-Win関係の構築
5.アライアンスパートナーの募集
6.今後の取り組み
7.お問い合わせ先
<各機関の連絡先>
筑波大学スポーツイノベーション開発研究センター
Email:sport-innovation@un.tsukuba.ac.jp
茨城県産業戦略部産業政策課
Email:shosei2@pref.ibaraki.lg.jp
株式会社NTTe-Sports 及び
NTT東日本 茨城支店
Email:info@ntte-sports.co.jp
<本件に関する報道機関からの問い合わせ先>
筑波大学スポーツイノベーション開発研究センター
TEL:029-853-5779
Email:sport-innovation@un.tsukuba.ac.jp
茨城県産業戦略部産業政策課
Email:shosei2@pref.ibaraki.lg.jp
株式会社NTTe-Sports
Email:info@ntte-sports.co.jp
NTT東日本 茨城支店 広報担当
TEL:029-215-2001
Email:kouhou-ibaraki-gm@east.ntt.co.jp